(2010/8/10) |
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「財団法人 市川房枝記念会女性と政治センター」として新年度を迎えました。「創設者市川房枝の信念と実績を受け継ぎ、女性が民主的ガバナンス(統治)の積極的な担い手となることをめざす」センターにご理解賜れば、幸いです。 2010年8月 (財)市川房枝記念会
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☆財団法人 市川房枝記念会女性と政治センター発足趣意書 平和で平等な市民主体の社会を目指す財団法人市川房枝記念会は、このたび、その実現を促進するために財団法人 市川房枝記念会女性と政治センターとして発足します。 記念会は創設以来半世紀にわたり、「婦選は鍵なり」という創設者市川の信念を継承し、民主的プロセスを経て社会のあり方を決める男女市民主体の方針決定を実現することを使命と考えて、女性が政治プロセスに関わるための政治教育・情報発信・市民活動支援・国際交流や婦人参政関係史資料の保存と公開、国内外研究者等への情報提供を行ってきました。 しかし、政府によるジェンダー平等の枠組みは作られてきたものの、女性国会議員比率の低さに象徴されるように、女性の政治参加は著しく遅れており、国際社会で最下位グループにあります。ジェンダー平等にむけた政府の消極的姿勢は、国内外から批判的に注目され、国連からも指摘されています。政治教育がなされないために、市民としての権利・義務意識も豊かとはいえず、女性にとって方針決定に参加するための資源は決定的に不足しています。 平和で平等な民主社会の実現には、上からの意思決定という「統治」ではなく、市民が主体となって政治と暮らしのあり方を決定する、つまり、「民主的ガバナンス」が必須であり、そのためにはさまざまな資源が必要です。「民主的ガバナンス」は女性も男性も等しく関わることを前提としますが、現在の日本社会では市民、特に女性が活用できる資源は乏しいままです。 (財)市川房枝記念会はその資源としての役割を果たすために(財)市川房枝記念会 女性と政治センター(Fusae Ichikawa Center for Women and Governance)として発足します。センターは、市川房枝の信念と実績を踏まえて、女性が民主的ガバナンスの積極的な担い手となるために、政治的エンパワーメントの総合的な資源となって、国内および国際社会との連携の日本の拠点となることを目指します。 事業枠組み
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女性議員の進出を促す実践的プログラムのご案内(PDF 204KB) |
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☆『女性展望』カフェ開店のご案内(9月14日、永井愛さん来館) 案内チラシ(PDF 224KB) |
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今月の巻頭は「『伝統文化』に名を借りた相撲界の非常識を問う」と題して山口みつ子・(財)市川房枝記念会女性と政治センター常務理事が執筆。国技である相撲界で野球賭博問題ほか不祥事が相次いでいることを憂える。若くして入門し、一般社会と隔離された社会で青年時代を送る力士たちは勝てば賞金、「タニマチ」と、節度が怪しくなるのも無理からぬと。また男女差別の慣行を踏襲する社会的非常識も指摘。主務官庁である文部科学省の勧告の下、相撲協会は時代を見据えた大改革ができるであろうかと結ぶ。 「日本の戦争責任とこれからの平和構築に向けて」と題して、内海愛子・早稲田大学大学院客員教授と和田春樹・東京大学名誉教授が語り合った。戦後65年となる今年8月は韓国併合宣言から100年の年でもある。5月には併合条約が不義不当なものであることを強調し、「日韓知識人共同声明」が出された。1965年「日韓基本条約」の双方の条文解釈の違いによる論争や95年の村山首相談話の問題点を踏まえて、今夏、菅首相にはそれを超えた声明を期待する。アジアとの関係も含め日本の今後の課題は過去に対する認識を改めることだという。 「第22回参院選特集(3)」は7月11日投開票の参院選全女性候補の選挙結果をまとめた。女性候補者100人中当選者は前回07年より9人減の17人、当選者に占める女性の割合は14.0%(前回21.5%)となった。比例代表届け出政党別、選挙区別に各候補者の得票数、得票率などのほか党派別参議院新勢力などを表にまとめた。 「41歳の女性首相誕生」は藪長千乃・文京学院大学准教授が執筆。6月フィンランドでマリ・キヴィニエミが2人目の女性首相に就任、大統領と首相が再び女性となった。前首相の辞任から党首選の経緯、また同国5大政党の党首のうち3人が女性という若さとジェンダーがハンディにならない同国のデモクラシーについて述べる。「普通の明るい娘がひたすら自分の道を進んできた」と就任を見守った両親はコメントしたという。 「論点GEARからUN Womenへ」は目黒依子・国連婦人の地位委員会(CSW)日本代表が解説。7月2日国連総会で新しいジェンダー機関「UN Women」設置に関する決議が採択された。5年にわたる国連のジェンダー平等機構改革「GEAR」の経過と、ジェンダー平等促進・支援のための制度強化に果たしてきたCSWの役割などを報告する。移行期間の課題として日本政府は執行理事会メンバーとなり、新機関がその役割を果たすための提案と支援に尽力すべきと示唆する。 「市川房枝研究会聞き取り調査より(15)」は元日本基督教婦人矯風会会長の高橋喜久江氏。矯風会の職員として市川房枝と初めて接し、『日本婦人問題資料集成』に関わった時の事や売春禁止法制定運動への取り組みなどが語られた。使命感の強かった市川には、もっと後輩たちが学ぶべきものを伝えてほしかったという。 6月20日に急逝した近藤千浪氏について本尾良・(財)市川房枝記念会女性と政治センター理事長が追悼文を寄せた。市川房枝の最後の公設秘書を務めた近藤氏とは、母親同士が日本婦人有権者同盟に関わっていたことが縁という。市川没後は遺志を受け継ぎ「政治資金調査室」の開設や、祖父堺利彦の資料を整理してきたことなど、近藤氏の業績を記す。 |
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1954年7月の創刊号から2008年11・12月合併号まで全19巻(一部復刻)。1セット29万9,250円(税・送料共)。分売可。各巻税込1万5,750円。戦後の女性史を知る上で欠かせない重要な資料。 |
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☆英文ニューズレター“JAPANESE WOMEN”第103号−2010年3月1日発行 『女性展望』掲載の記事から海外向けに発信するニューズレター。A4判・4P・税込105円・送料80円。 ハイライト=女性衆院議員、過去最多の54人当選/女性と政治センター発足/女性首長大集合 調査=キャリア官僚女性採用増加/出産などで休業・退職女性57%/育休取得、男性は1%台/主婦の家事時間調査/高齢女性、4人に1人/男女共同参画社会に関する世論調査 ニュース=厚生労働省雇用均等・児童家庭局長に伊岐典子氏/鳩山内閣に女性閣僚2人/連合会長代行に岡本直美氏/国際建築展責任者に妹島和世氏/国際刑事裁判所裁判官に尾崎久仁子氏/国連総会第3委員会に篠原梓氏出席 |
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☆好評発売中 『地域から変える 女性たちが変える 男女共同参画社会をめざして』 『女性展望』連載の座談会「地域発⇒男女共同参画社会をめざして」(2007年3月−2009年3月)が単行本になりました。北海道から沖縄まで全国14道県で活躍するNGOや農業、記者、自営、議員などさまざまな分野の女性たち、43人の半生、地域での活動が熱く語られました。新しい土地で子育て情報を求める中から仲間づくりに発展した女性、生まれ育った地域で婦人会活動から県監査委員になった女性、結婚退職を機に労働問題、市民運動にかかわるようになった女性……。女性たちの頑張りが地域を引っ張り、社会をCHANGEする原動力です。 片山善博氏(慶應義塾大学法学部教授・元鳥取県知事)執筆による「男女共同参画社会の実現と女性の力」のほか、巻末にはデータ「都道府県別に見る女性の現実」や男女共同参画関係略年表なども収載。(A5判・188P・税込1,260円・送料80円〈メール便〉。10冊以上1割引) 『市川房枝の言説と活動 年表で検証する公職追放 1937−1950年』と『全国組織女性団体名簿2008年版』 市川房枝研究会(主任研究員・伊藤康子)編の『年表』は、日中戦争が本格化した1937年から、公職追放解除の1950年までの市川について、当会所蔵史料などから丹念に年表にまとめられたものです。各年代の特色を解説し、米国国立公文書館所蔵GHQ/SCAPの市川追放関係文書も付しました。図版多数。戦争の時代とどう向き合って婦人参政権運動に取り組んだか。年表で読む市川の記録です。A5判・240頁・税込1,890円、送料80円(メール便) 『女性団体名簿』は隔年に発行し、今回で26回目です。99団体の所在地、創立年月日、代表者、目的と主な活動、今年度の活動方針、予算、入会資格、会費、現勢、機関誌、国際関係などの項目に整理し、役員名簿も掲載。巻末には全国の女性関係施設リストも付けました。女性運動の連携に役立ちます。B5判・111頁・税込2,625円、送料80円(メール便) 『女性参政資料集2007年版 全地方議会女性議員の現状』B5判・119P・税込2,940円・送料80円(メール便) 1987年調査時の女性地方議員総数は1,420人、割合は2.1%。それが20年を経て、また「平成の大合併」という逆風下で女性議員は4,043人、総定数に占める割合は10.2%と、初めて10%台に達した。 『女性参政60周年記念 女性参政関係資料集』B5判141頁、税込2,625円、送料80円(メール便)
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市川房枝没後28年が経ちますが、市川生誕100年・110年記念事業を行ってきた当会では、2005年度より「市川房枝研究会」を発足させました。つきましては、この機会に市川の書簡を収集いたしたく、ご家族さま宛を含めてお手元にありましたら、ぜひご提供いただきたく存じます。あるいは、お知り合いでお持ちの方がいらっしゃいましたら、お声をかけてくださいませ。 お寄せいただきました書簡は、将来、市川研究の貴重な資料となるもので、当会で大切に保存してまいります。趣旨をご理解の上、ご協力くださいますようどうぞよろしくお願い申し上げます。なお、各地域の女性と政治にかかわる研究成果についてもご教示いただければ幸いです。 |
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市川房枝生誕 110年などの記念事業の一環として、2002年6月から全国各地を巡回してきたパネル展は、2004年3月をもって一応の区切りとしました。しかし、参観者の方々や共催団体から、「興味深い企画だった」「歴史や男女共同参画の啓発手段として有効だった」などの声を多数寄せていただいたことを受けて、これからもご要望があれば、パネルの貸し出し(有料)をすることになりました。女性も政治活動ができた明治の自由民権運動の時代から、本格的な婦人参政権獲得運動、敗戦を経て実現した参政権、そして現在の行使状況に至るまでを、写真とデータパネルで構成してあります。貸し出しを希望される自治体、グループの方はどうぞご連絡ください。 |
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