2018年度

2018年度 · 2018/06/09
講師の渡辺治さんは東京大学社会科学研究所助教授を経て2010年まで一橋大学教授を務めた。2004年「九条の会」発足時から事務局を担う。専門は政治学、憲法学。渡辺さん自身は憲法改正反対だと前置きした後、憲法改正の手続きと国民投票及びその問題点について詳細に述べた。憲法改正の手続きは憲法第96条で、「各議院の総議員の3分の2以上の賛成」で発議でき、「特別の国民投票」で「過半数の賛成を必要とする」と定めており、普通の法律よりも高いハードルを設けている。

2018年度 · 2018/05/19
今回の参画フォーラムには10都県から31人の女性地方議員らが参加した。初日最初は講演「世界一多忙な日本の教師―生活・意識・教育実践と教員政策の課題」(共栄大学教授 藤田英典さん)。2013年のOECD国際比較によると日本の教師は世界一多忙で、自己効力感と仕事満足度が極めて低い。その背景には、①教員の長時間労働(小学校週57時間、中学校63時間)があり、それに対し中教審は校長や教育委員会が勤務時間を意識した働き方を進めるなど3項目の緊急提言を出したが何の解決にもなっていないこと。②校内暴力は沈静化しているが、学校内外における暴力行為の発生件数は中学・小学校でも増加傾向にあること。

2018年度 · 2018/05/12
講師の井戸まさえさんは東洋経済新報社を経て、兵庫県議会議員、衆議院議員を務めた。自身の経験を踏まえて無戸籍問題他、法の狭間で苦しむ人々の支援を行う。初めに会場に向かって問いかけた。「あなたのお父さんは誰ですか?」。お母さんの夫がお父さんとされるのだという。続いて民法772条(嫡出推定)によって我が子が無戸籍に陥った井戸さん自身の経験を詳細に語った。

2018年度 · 2018/04/05
講師の実川悠太さんは1972年水俣病患者支援高校生グループに参加。現在は水俣フォーラム理事長を務める。石牟礼さんの書いたものはルポルタージュでもなく聞き書きでもなく、小説だったのだと述べ、『苦海浄土』の一節を実川さんと1人の出席者の朗読によって名文を味わうことから始めた。その中では水俣病患者の茂平やんの言葉で、彼らが海から受けた豊かな恵みが語られる。