目的

平和で平等な民主社会の実現には、上からの意思決定という「統治」ではなく、市民が主体となって政治と暮らしのあり方を決定する、つまり、「民主的ガバナンス」が必須であり、そのためにはさまざまな資源が必要です。「民主的ガバナンス」は女性も男性も等しく関わることを前提としますが、現在の日本社会では市民、特に女性が活用できる資源は乏しいままです。 

 

政府によるジェンダー平等の枠組みは作られてきたものの、女性国会議員比率の低さに象徴されるように、女性の政治参加は著しく遅れており、国際社会で最下位グループにあります。ジェンダー平等にむけた政府の消極的姿勢は、国内外から批判的に注目され、国連からも指摘されています。政治教育がなされないために、市民としての権利・義務意識も豊かとはいえず、女性にとって方針決定に参加するための資源は決定的に不足しています。 

 

(公財)市川房枝記念会女性と政治センター(Fusae Ichikawa Center for Women and Governance)は、創設者市川房枝の信念と実績を踏まえて、女性が民主的ガバナンスの積極的な担い手となるために、政治的エンパワーメントの総合的な資源となって、国内および国際社会との連携の日本の拠点となることを目指します。


沿革

1962年に自治省(当時)認可の「財団法人婦選会館」として設立、

初代理事長は女性参政権運動を生涯貫いた市川房枝。

創設以来半世紀にわたり、民主的プロセスを経て社会のあり方を決める男女市民主体の方針決定を実現することを使命と考えて、

女性が政治プロセスに関わるための政治教育・情報発信・市民活動支援・国際交流や婦人参政関係史資料の保存と公開、

国内外研究者等への情報提供を行なってきました。

 

1981年、市川房枝の死去により財団名を「財団法人市川房枝記念会」に改称、

2009年には平和で平等な市民主体の社会の更なる実現を促進するために

「財団法人市川房枝記念会女性と政治センター」として新たなスタートを切りました。

さらに、公益法人認定を受け、2013年4月1日より「公益財団法人市川房枝記念会女性と政治センター」に移行しました。