2018年度 · 2018/10/13
講師の前川喜平さんは文部省大臣官房長、初等中等教育局長、文部科学事務次官などを歴任、2017年1月退官。現在、現代教育行政研究会代表を務める。  初めに教育行政は政治と教育の間で板ばさみになることが多い分野であると述べ、「森友学園・加計学園問題と安倍政権」、「『政』の腐敗と暴走に対する歯止めとしての『官』」、「政治と教育」などのテーマで、38年間教育行政に携わった前川さんの熱い思いを語った。

2018年度 · 2018/09/29
2018年は明治維新から150周年となり、明治民法親族篇・相続篇の発布から120周年に当たる。政府のホームページは明治以降の日本の歩みを「礼賛」し、産業の発展や教育の充実を謳う。だが、女性たちにとって明治150年とは何を意味しているのだろうか。このシンポジウムは、日本の近代の「暗」の部分、「明」の部分とは何か、女性たちの政治参加と家族という二つの切り口から迫ったものである。二人の女性史研究者による報告を通して、明治維新150年後のいま何を問うべきなのかを参加者の皆さんと一緒に考えてみた。(コーディネーター・金子幸子)

2018年度 · 2018/09/08
竹信三恵子さんは朝日新聞社の編集委員兼論説委員(労働担当)などを経て、2011年から和光大学教授を務める。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞を受賞した。  竹信さんは安倍政権の「働き方改革」と「女性活躍」を否定的に捉えていると前置きし、裁量労働データねつ造という切り口から、「同一労働同一賃金」「残業時間の上限規制」「高度プロフェッショナル制度」を中心に問題点を洗い出した。

2018年度 · 2018/08/20
講師の江藤俊昭さんは山梨学院大学法学部教授で、地域政治論が専門。総務省地方制度調査会委員、全国町村議会議長会委員等を歴任し、各地の議会アドバイザーも務める。  はじめに来年の統一地方選を視野に、あるべき地方議会、地方議員の役割を市民として考えたいと述べ、「議会役割を再確認しよう」「議会改革の今」「さらなる住民自治へ」のテーマで、各地の地方議会の事例を紹介しながら詳述した。

2018年度 · 2018/08/20
 来年4月の第19回統一地方選を控え、選挙にはじめてチャレンジする女性たちを応援するためのセミナーを開催した。二部構成で、午前中は「住民参加型選挙運動の実際」と「2019統一地方選挙に向けて、ネット選挙はどう変わったか」の2本立て。午後は連続講座③「地方議会の役割は何か―住民自治を取り戻すために」(別掲)に合流。終了後は本セミナー参加者による交流会を行った。参加者は岩手や静岡を含む8都県から約30人、半数が初チャレンジを考慮中と2期目を目指す女性たちだった。

2018年度 · 2018/08/03
午前中は経済学者、金子勝さんが講演。再生可能エネルギーが日本で「主力電源」になり得ない理由、日本の原発政策が失敗する理由を解説した。 再エネ普及に舵を切り、原発の依存度を低減するとしながら原発を「重要なベースロード電源」と位置づけ、再稼働を推進することとしたのは論理矛盾だ。なぜならば、「第5次エネルギー基本計画」が想定する2030年度原発比率を20〜22%とするには約30基の原発を稼働させる必要がある。

2018年度 · 2018/07/26
英国の女性参政権100周年の今年、当財団は「議会制民主主義、福祉、女性参政権100周年」をテーマに、スタディツアーを実施した。参加者は全国11都県から女性地方議員を中心に20人。同国の女性参政権を求めるサフラジェットたちの運動を描いた映画「未来を花束にして」を観たからといって参加した人もあったが、その歴史の上に女性の政治的権利を求めて前進し続ける、国をあげての女性たちの熱気に、私たちは大きな刺激を受けた。 ブレクジットを巡りメイ政権の前途が一層不透明になっていく中、議会閉会前日に面会した労働党女性国会議員は「いつ総選挙があってもおかしくない。任期はまだ4年あるが、今朝影の内閣は対応を話し合った」と緊迫した状況を述べ、ニュースも連日ブレクジット関連を報じていた。

2018年度 · 2018/07/15
2016年度に引き続き、2回目のシンポジウムを開催した。今回も全国4校から高校生が参加し、旭川明成高校千葉烈さん、仙台城南高校佐藤楓夏さん、桜丘高校(東京)戸津桃花さん、沖縄尚学高校邊土名史穏さんの4人が引率教員とともに上京した。18歳選挙権、主権者学習の意義を確認する機会となった。 1日目は、山口理事長のあいさつに続き、DVD「日本を変えた女性たち 市川房枝~女性の権利を求めて闘った政治家」を上映後、ギャラリーの理事や評議員らを交えたアイス・ブレイキングでお互いに知り合ってからプログラムを進めた。

2018年度 · 2018/06/15
講師の海妻径子(かいづまけいこ)さんは、思春期の心の「もやもや」が「女であること」に起因することに気づき、女性学講座の開講された80年代中葉の大学で、女性問題の研究をはじめたジェンダー研究家。男女雇用機会均等法が制定されて以降の、「これからは女性が活躍する」と言われた時代から、一貫してジェンダー平等社会が、「男性を巻き込んだ」形で、どのように編成されるか、ウォッチし続けている。

2018年度 · 2018/06/09
講師の渡辺治さんは東京大学社会科学研究所助教授を経て2010年まで一橋大学教授を務めた。2004年「九条の会」発足時から事務局を担う。専門は政治学、憲法学。渡辺さん自身は憲法改正反対だと前置きした後、憲法改正の手続きと国民投票及びその問題点について詳細に述べた。憲法改正の手続きは憲法第96条で、「各議院の総議員の3分の2以上の賛成」で発議でき、「特別の国民投票」で「過半数の賛成を必要とする」と定めており、普通の法律よりも高いハードルを設けている。

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