矢澤江美子さんは、埼玉県八潮市議会で6期目をつとめる無所属の市民派議員。専業主婦として4人の子供を育てながら夫の転勤にあわせ高松、大阪と転居した後に、つくばエクスプレスの敷設で市街地開発途上の埼玉県八潮市に戻る。当時、八潮市議会に女性は共産党の市議がひとり、市議の多くが不動産や建設関係者。「『男女共同参画』や『男女平等』という言葉を聞いただけでアレルギーを示す男性議員が少なくない」保守的議会が、2019年3月に全会一致で採択した八潮市議会基本条例に全国初の「多様性の尊重」条項を組み入れることに成功。