カテゴリ:私の市川房枝論



2019年度 · 2019/12/04
伊藤康子さんは元中京女子大学教授で、近現代女性史研究者。2005年から2016年まで市川房枝記念会の市川房枝研究会主任研究員を務め、『市川房枝の言説と活動』年表3部作、『写真集 市川房枝』を出版した。『闘う女性の20世紀』『草の根の女性解放運動史』『草の根の婦人参政権運動史』『市川房枝―女性の1票で政治を変える』等の著書がある。 講座では、「市川房枝の婦選獲得運動方針」「市川が婦人運動から逃げなかったのはなぜか」「理想選挙の道を開く」「平和と女性の地位向上のための共同行動」「「市川への一貫した評価」等のテーマで語った。

2019年度 · 2019/10/02
進藤久美子さんは東洋英和女学院大学元教授で、『ジェンダー・ポリティックス―変革期アメリカの政治とジェンダー』『市川房枝と「大東亜戦争」―フェミニストは戦争をどう生きたか』などの著書がある。アメリカ史が専門の進藤さんは、日米女性たちの政治参画を研究するなかで、理想的な女性政治家の例として、市川房枝に帰着したという。一介の、女性の参議院議員である市川が、戦後の日本政治史の中で何故屹立する存在になったのか、その要因を探りたいと前置きして、「金権選挙」「金権政治」にどのように挑戦したのか、市川の政治手法を語った。

2019年度 · 2019/07/17
向井承子さんは1969年から約10年間、日本婦人有権者同盟(同盟)で機関紙編集に携わり、政治教育委員、中央委員などを務めた。その後フリーの執筆活動に入り、著書に『小児病棟の子どもたち』『たたかいはいのち果てる日まで』などがある。北海道・札幌で育った向井さんは、大正デモクラシーの香りを受けた両親の影響で、子どものころから市川房枝の名前を知っていたという。私にとっては「市川先生」なのでと話を始めた。

2019年度 · 2019/06/26
講師の保阪正康さんはノンフィクション作家で日本文藝家協会・日本ペンクラブ会員。「昭和史を語り継ぐ会」を主宰している。  女性史の権利獲得運動の専門家ではないが、近現代史を検証していくと、当然ながらそういうテーマに出会う。その中で何がわかり何が重要なのか。市川房枝という1人の女性が、近現代史の中ではどういう位置づけになるかを考えるために、はじめに近現代史の大まかな枠組みを話したい。